英語学習におけるMonoxer活用案

ICT

Monoxerは暗記学習に特化したアプリですが、暗記学習以外にも様々な形で活用することができます。特に語学学習との相性はよいため、使い方次第では想定以上の成果を生み出すことができるでしょう。

今回は英語の授業でどのように活用できるのかを考えてみたいと思います。ここで紹介した以外にもタスクの組み合わせや工夫次第で色々な活用法が考えられるのですが、いきなり大量のタスクを配信しても生徒が消化不良に陥るだけです。まずは基礎学力を身につけることを優先し、余力がある生徒には様々なタスクを追加していくとよいでしょう。

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Monoxerを利用して学習できること

Monoxerを利用することで主に以下のような学習を行ない、「読む・聞く・話す」技能を鍛えることができます。

  • 語彙習得
  • 文法問題演習
  • ディクテーション
  • 発音

語彙習得

Monoxerを利用すれば、コアミーニングを把握するだけでなく、綴りも含めて英単語を効率的に学習することができます。英単語とそれに対応する日本語訳を1~2個覚えただけでは、本当の意味で語彙力を身につけたとはいえないのですが、理解を深めるためにも、まずコアミーニングを把握することが大切です。

日本語訳や綴りを覚えておしまいにするのではなく、穴埋め問題やディクテーション、発音練習のタスクを併用して英単語を含む例文に触れ、理解度・定着度を高めましょう。基本となる単語を身につけると同時に、その用法やコロケーションを確認することで、語彙に関する理解を深めることができます。

語彙習得に関しては、単語帳だけ指定してやり方は各自に任せ、適当な間隔で単語テストを行う、という方針の学校や塾が多いようです。これでは生徒の日々の取り組み状況はわかりませんし、テストを一夜漬け状態で乗り切る生徒が続出します。短期的には成績が向上したように見えても、長期的な記憶の保持という観点から見れば有効ではありません

Monoxerを利用して、指定した単語帳をベースに1週間単位で取り組むタスクを作成、小テストで定着度を確認しながら進めることで、取り組み状況を可視化しながら効果的に語彙習得を行うことができるようになります。

     
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文法問題演習

穴埋め問題を利用して、文法問題演習を行うことができます。授業で扱った文法事項の理解度確認・定着、検定試験・受験対策として活用することができるでしょう。タスク内の問題はランダムに出題されるため、プリントや市販の問題集を使っているときに起こりがちな「問題の順番通りに答えを覚えてしまう」という事態を防ぐこともできます。

ディクテーション

語彙習得用のタスクと一緒にディクテーションを行うことで耳を鍛えることができます。単語や文章を入力すれば自動でディクテーション問題が生成されるため、音声を用意する必要もありません。難しい文章ではなく、授業で学習した重要例文や既習の英単語に関した例文を利用すると効果的でしょう。


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発音

発音に関しては授業内で個別に指導することができれば理想的ですが、集団授業でそれを行うというのは現実的ではありません。中には人前で音読して間違えることを恥ずかしがる生徒もいます。英語の発音に自信がない生徒は特にそうなりがちです。

Monoxerを利用した発音練習であれば、周りに誰もいない環境で練習ができるため、恥ずかしがることなく練習を行うことができます。自分の発音が改善してきて自信がつけば、人前でも臆せずに話せるようになるでしょう。


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予習段階での活用法

Monoxerはどちらかといえば、復習段階で大きな力を発揮するのですが、予習においても活用する方法は色々とあります。

重要単語・表現を先取り学習

学校の授業では、新しい章や単元に入る前にワークブックなどで新出単語を調べさせている学校も多くあるようです。その作業が無意味とは言いませんが、流れ作業で調べていたり解答を見ながら埋めている生徒も多く、実際に語彙習得につながっているかというと疑問が残ります

あらかじめMonoxerで新出単語のタスクを作成し先取り学習を行うことで、授業にもスムーズに入ることができ、内容理解や発展的な学習により多くのリソースを割くことができるようになるでしょう。

長文読解や多読前に重要単語を確認

長文読解や多読での理想は、未知の単語が出てきても文脈から意味を推測しながら読み進めることです。ただ、未知の単語が多すぎると推測ができなくなるだけでなく、長文の理解度も低下します。生徒や文章のレベルから事前に知っておくべき単語を判断し、タスクとして取り組んでおいてもらうことで理解度を向上させることができるでしょう。

復習段階での活用法

復習段階では、授業での学習後ただちにタスクを配信して定着度を高める長期休みの課題としてそれまでに学習した単語や文法事項を総復習するタスクに取り組んでもらう、といった活用法が考えられるでしょう。

重要単語・表現の定着

授業で出てきた重要単語は、すぐにタスクとして配信して定着させるようにしましょう。単語を含む例文をディクテーションや発音練習のタスクと組み合わせれば、より効果的に語彙習得を行うことができます。

テストをしたい場合は小テスト機能を活用しましょう。授業内や定期試験で単語テストを行うことは、教師・生徒の双方にとって時間の無駄です。授業でやるべきことは他にたくさんありますから、限られた時間を有効活用した方がよいと思われます。

重要例文のディクテーション・音読練習

単語や例文の理解を深める方法の1つとして活用したいのがディクテーションです。まったく知らない単語や例文ではなく授業で扱ったもの、すなわち一定の理解が得られているものを題材とすることで、より効果的に学習を進めることができます。

ディクテーション同様、発音練習にもセットで取り組んでおきたいところです。英語を苦手としている人の多くは、発音に自信がないこともあるのか、音読練習をしようとしません。まずは恥ずかしがることなく音読練習できる環境を作ることが大切です。

文法問題演習

授業で扱った文法事項に関する演習問題をタスクとして配信することができます。小テストも有効活用すれば、学校の授業内や定期試験で文法問題を出す必要はなくなるでしょう。同時に、生徒の理解度をチェックし、データとして管理することも可能です。

英検・TOEICなどの検定試験対策

語彙習得

英語検定試験対策でも語彙習得の面でMonoxerは効果を発揮します。検定試験ごとに生徒が目標とする級やレベルに応じたタスクに取り組めば、退屈で滞りがちな語彙習得を効率的に進めることができるでしょう。

選択肢付き穴埋め問題対策

英検で多くの人が苦戦するのは、大問1の語彙問題です。特に準1級、1級になるとレベルが一気に上がるため、なかなか学習が進まないという声もよく聞きます。Monoxerで大問1対策のタスクを作成すれば、心理的ハードルを引き下げ、隙間時間に進めることができるようになるでしょう。

TOIECの文法問題においては、ある程度数をこなして速度と正確さを向上させることが大切です。

利用申し込み

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