『解体英熟語』の内容と利用法

過去問英語参考書

解体英熟語』は難関大学受験生向け英熟語帳です。一冊に問題集・熟語帳・例文集のすべての要素が詰まっています。これを仕上げれば,難関大の熟語対策は問題なくなるでしょう。

レベル別に分かれているので,センターレベルの熟語を覚えたいという人も使用可能です。ただ,基本的には難関大受験用なので,難関大志望ではない人は『入試頻出 正攻の英熟語1000』を使った方がよいと思います。

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内容

表ページに空所補充形式の問題(例題),裏ページ熟語の意味や解説が書かれており,表ページと裏ページで1セットという構成です。分量に圧倒される人もいるかもしれませんが,この一冊をしっかりやり切れば,熟語に関してはどこの大学を受験しても困らないだけの力を身につけることができると思います。

これから熟語の勉強を始めようと思っている人は,まず裏ページを見て熟語を確認してから,問題演習や復習用として表ページの例題を解くようにしましょう。

英語が得意,あるいは既にある程度熟語の勉強をしているという人はいきなり表ページから始めても大丈夫です。抜けがあるところだけをチェックして覚えていく,という使い方をすれば効率的に進めることができます。

掲載されている熟語は以下の3つのレベルに分類されています。

必修語(528語)大学受験に頻出の英熟語です。必修マークがついていますので,まずはこれらの熟語を優先して覚えましょう。

重要語(345語)⇒「必修マークのついていない熟語」と,例文のみで例題がついていない「その他の重要語」から構成されています。難関大志望者はここまでマスターしておきましょう。

上級語(144語)⇒「その他の重要語[上級編]」というカテゴリーに収録されている熟語です。こちらも例文のみで,例題はついていません。早慶上智東大・京大などを受験予定の人はここまで終わらせておきたいところです。

その他,以下の6つの分類もなされているなど,利用者が自分にとって一番進めやすい方法で勉強できるような工夫が随所に散りばめられています。

18の型による分類

前置詞・副詞の機能による分類

意味による分類

頻度による分類

センター出題頻度による分類

多義語マークによる分類

また,必修語・重要語・上級語の例題や例文と,それに対応する日本語訳が左右見開きで掲載された別冊例文集もついています。隙間時間などにこの例文集は使って徹底的に復習を行いましょう。

取り組む時期

『Duo 3.0』などの単語帳が一通り終わった後に取り組むといいでしょう。英語が得意な人以外は,高3に入ってから使い始めれば十分間に合います。英語が得意な早慶上智東大・京大志望者や,英語上級者を目指す人は早い時期から使用することも可能です。

その他のレベル・目的別英単語・熟語帳については以下の記事をご覧ください。

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