子供の個性を伸ばすためにまず必要なこと

子育て・中学受験

個性が大事と叫ばれる世の中、何とかして子供の個性を伸ばしたいと思っている親御さんは多いのではないでしょうか。ところが、そうは思っていても自分たちが受けてきたのは画一的な教育であり、均質な人間になるよう育てられてきたがゆえに、いざ子供の個性を伸ばすと言っても何をしていいやら、と途方に暮れている親御さんも少なくありません。

今回は、子供の個性を伸ばすためにまず親が心がけておきたいことについて考えてみたいと思います。

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子供の個性を伸ばすためにまず必要なこと

子供の個性を伸ばすためにまず必要なこと、それは子供の主体性・自主性を尊重することです。個性とは他人と自分を分けるものであり、1人1人違って当然なわけですから、それを伸ばすためにはそれぞれの子供が主体的・自主的に行動しなければいけません。このことは、子供に選択の自由を与えると言い換えることもできるでしょう。

中には個性を伸ばしたいと言いながら、流行りの幼児教室や習い事にせっせと子供を通わせる親もいます。何事にもきっかけは必要ですし、幼児教室や習い事自体を否定するつもりは毛頭ありませんが、ここには矛盾も含まれているのではないでしょうか。というのも、多くの場合、幼児教室や習い事を選ぶ際に親が判断基準としているのは、自分の価値観ではなく周囲の評判だからです。友人からの話だけでなく、雑誌や新聞、ネットの記事、有名人(〇〇ママなど)の話などをもとに行動しているようでは、親自身に主体性がありません。親が主体性のない行動をしているのに子供に主体性や個性を身につけろというのは、筋が通っていないように思います。

親が果たすべき役割

子供の個性を伸ばす上で親が果たすべき役割は、子供が、安心して自由に自分のやりたいことをやれる(そして存分に失敗できる)環境を作り、提供することです。大人に逐一何をすべきか指示され、少しでも失敗をしたら怒られるような環境で、誰が主体的に行動し、自分の個性を伸ばすことができるというのでしょうか。

子供にとって大人に承認してもらい、見守ってもらっていると感じることは大きな安心感につながります。安心があるからこそ、失敗しながらでも興味を持ったことに積極的に挑戦していけるのです。そうした行動の積み重ねが個性につながります。個性とは、成功も失敗も含めた様々な経験を通じて醸成されるものである、ということもできるでしょう。

何もせず放っておけばよいわけではない

やりたいようにやらせると言っても、大人はまったく干渉せず放っておけばいいということではありません。そこが育てるということの難しいところです。親は子供と対話し、じっと子供のやることを見守り、失敗も含めて受け入れると同時に、子供がどうしても手助けを必要としているときには手を差し伸べなければいけません。

その塩梅というか見極めが重要なのです。必要もないのに世話を焼きすぎると主体性は損なわれますし、かと言って、「うちは自由放任主義なんです」などと言って本当に何もせずに放っておくと子供は自分の存在がきちんと承認されているか不安になってきます。不安を感じている子は失敗を恐れ、リスクをとって新たな挑戦をしようとしなくなるでしょう。実際、変わらなければいけないと感じていながら、現状にしがみついてしまい、いつまでも自分を変えることができずにもがいている子供をよく見かけます。

最後に

子供には向き不向きというものがあります。成長の速度も人それぞれです。残念ながら、〇〇すれば必ずうまくいく、などという都合の良い話はありません。子育てに唯一の正解はなく、親子の数だけ答えがあります。いたずらに周囲と比べるのではなく、流行に流されず、自分の子供と正面から向き合い、自主性を尊重してあげることこそが、個性を伸ばすことにつながるのではないでしょうか。

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