2025年度(令和7年度)以降の共通テストはどのようなものになるの?

大学入試

2021年3月24日、大学入試センターは2025年度(令和7年度)以降の大学入学共通テストにおける出題教科・科目を発表しました。2022年度(令和4年度)から実施される新学習指導要領に対応したものです。この記事では、出題教科や科目、出題範囲、出題方法などについてまとめました。

2025年度共通テストを現役生として受験するのは、2021年4月に中学3年生になる人たちです。今後、細かい変更が行われる可能性もありますが、大学受験を見据えて早めに情報収集をしておくとよいかもしれません。

なお、この記事の元になっている資料は、大学入試センターのウェブサイトで確認できます。資料には、新たに試験科目として設定される「歴史総合」「地理総合」「公共」「情報」の4科目のサンプル問題も掲載されていますので、気になる人は確認してみるとよいでしょう。

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出題教科

出題教科は、国語地理歴史公民数学理科外国語及び情報7教科です。

出題科目一覧

出題科目は21科目です。以下の表で教科ごとにどのような科目が設定されているかまとめました。

教科科目
国語『国語』
地理歴史『地理総合,地理探求』
『歴史総合,日本史探求』
『歴史総合,世界史探求』
『地理総合,歴史総合,公共』
公民『公共,倫理』
『公共,政治・経済』
数学『数学Ⅰ,数学A』
『数学Ⅰ』
『数学Ⅱ,数学B,数学C』
理科『物理基礎,化学基礎,生物基礎,地学基礎』
『物理』
『化学』
『生物』
『地学』
外国語『英語』
『ドイツ語』
『フランス語』
『中国語』
『韓国語』
情報『情報』

教科・科目ごとの詳細

国語

出題科目は『国語』の1科目のみです。出題範囲は「現代の国語」及び「言語文化」の内容で、「近代以降の文章(論理的な文章,実用的な文章,文学的な文章)及び古典(古文,漢文)を扱う。」とあります。基本的にはほぼこれまで通りと考えておけばよいでしょう。

地理歴史・公民

地理歴史は『地理総合,地理探求』、『歴史総合,日本史探求』、『歴史総合,世界史探求』、『地理総合,歴史総合,公共』の4科目から構成されています。

『地理総合,歴史総合,公共』は地理歴史と公民を組み合わせたものです。出題範囲は「地理総合」、「歴史総合」及び「公共」の内容となっています。3科目のうち2科目を選択解答することになるようです。つまり、選択肢は以下の3つのいずれかということになります。

  1. 「地理総合」+「歴史総合」
  2. 「地理総合」+「公共」
  3. 「歴史総合」+「公共」

「地理歴史」と「公民」で1つの時間帯となり、受験生は計6科目から最大2科目を選択して受験することになります。ただ、色々と制約もあるようです。例えば、

『公共,倫理』と『公共,政治・経済』の組合せ、つまり公民から2科目を選択することはできません。

また、「『地理総合,歴史総合,公共』で選択解答した問題の出題範囲の科目と同一名称を含む科目の組合せを選択することはできない」ともあります。これは例えば、

『地理総合,歴史総合,公共』で「地理総合」と「公共」の問題を選択した場合、もう1科目として『地理総合,地理探求』、『公共,倫理』、『公共,政治・経済』のいずれかを選ぶことはできない

ということです。

数学

数学は『数学Ⅰ,数学A』、『数学Ⅰ』及び『数学Ⅱ,数学B,数学C』の3科目から構成されています。出題科目は次の2つのグループに分けられ、それぞれ別の試験時間帯となるようです。

グループ①:『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅰ』
グループ②:『数学Ⅱ,数学B,数学C』

両方受ける場合は、グループ①から『数学Ⅰ,数学A』か『数学Ⅰ』の1科目を選ぶことになります。

出題範囲は以下の通りです。 

「数学A」:「図形の性質」と「場合の数と確率」の2項目から出題し、全問解答
「数学B」・「数学C」:数学Bの「数列」と「統計的な推測」の2項目、数学Cの「ベクトル」と「平面上の曲線と複素数平面」の2項目、計4項目から出題し、3問を選択解答

数学Aについて、字義どおりに解釈すれば、これまで選択問題だった「図形の性質」と「場合の数と確率」の問題が必答になったということになります。高校によっては、授業時間の関係で「図形の性質」を飛ばすところもありますので、各自で対策を講じる必要があるかもしれません。

理科

理科は『物理基礎,化学基礎,生物基礎,地学基礎』、『物理』、『化学』、『生物』、『地学』の5科目から構成されていますが、出題科目の選択方法は以下の通りです。

A:『物理基礎,化学基礎,生物基礎,地学基礎』において2科目の内容を選択
B:『物理』,『化学』,『生物』及び『地学』の4科目から1科目選択
C:『物理基礎,化学基礎,生物基礎,地学基礎』において2科目の内容を選択,それに加えて『物理』,『化学』,『生物』及び『地学』の4科目から1科目選択
D:『物理』,『化学』,『生物』及び『地学』の4科目から2科目選択

AとCが若干わかりにくいかもしれませんが、結局のところAは2科目分、Cは3科目分の問題を解く必要があるということです。例えば、以下のような選択方法が考えられるでしょう。

Aで受験する場合:「物理基礎」+「化学基礎」の2科目の内容を選択
Cで受験する場合:「物理基礎」+「化学基礎」+「物理」

また、理科で一つの試験時間帯という扱いになるようです。

外国語

外国語では『英語』、『ドイツ語』、『フランス語』、『中国語』及び『韓国語』の5科目が出題され、そのうち1科目を選択して受験することになります。『英語』の試験形態も現在と同じとありますので、基本的には今とあまり変わらないと考えておけばよいでしょう。

情報

出題科目は『情報』の1科目のみです。出題範囲は「情報Ⅰ」の内容となっています。

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