【2021年度大学入試】共通テスト「数学Ⅰ・数学A」の基本情報

大学入試

2021年度共通テスト「数学Ⅰ・数学A(以下、数学Ⅰ・A)」の基本情報についてまとめた記事です。これまでのセンター試験とはずいぶん様変わりした問題が出題されることが予想されますので、類題を解くなどしてしっかりと対策を立てておきましょう。

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解答時間・配点

解答時間はセンター試験の60分から10分増えて70分となりました。

教科グループ出題科目解答時間配点
数学「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」70分100点

問題構成と大問ごとの配点

2回の試行調査と2020年度本試験の問題構成と大問ごとの配点は以下の通りです。センター試験では必答問題が各30点、選択問題が各20点という配点になっていましたが、共通テストでは必答問題での配点が一律にならない可能性もあるので注意しましょう。

試験区分大問項目配点
第2回試行調査必答第1問〔1〕数と式(集合と論理)
〔2〕2次関数
〔3〕図形と計量
〔4〕図形と計量
25
必答第2問〔1〕図形と計量,2次関数
〔2〕データの分析
35
選択第3問場合の数と確率20
選択第4問整数の性質20
選択第5問図形の性質20
第1回試行調査必答第1問〔1〕2次関数
〔2〕図形と計量
必答第2問〔1〕2次関数
〔2〕データの分析
選択第3問場合の数と確率
選択第4問整数の性質
選択第5問図形の性質
2020年度本試験必答第1問〔1〕1次関数,2次不等式
〔2〕集合と論理
〔3〕2次関数
30
必答第2問〔1〕図形と計量
〔2〕データの分析
30
選択第3問場合の数と確率20
選択第4問整数の性質20
選択第5問図形の性質20

場面設定・設問形式

記述式問題が延期(消滅?)となった今、センター試験と共通テストの一番大きな違いは問題の場面設定だということができます。試行調査でも、生徒同士の会話文を通して考察を深めたり、コンピュータのグラフ表示ソフトや表計算ソフトを利用して考えたりという設定の問題が出題されました。

また、既知あるいは未知の定理や公式の証明・考察などを行う問題も多く見られます。中には大学で学ぶような高度な数学的背景をもとに出題された問題もありましたが、丁寧な誘導が与えられますので、冷静に考察していきましょう。

場面第1回
試行調査
第2回
試行調査
会話文1〔2〕・2〔2〕・42〔2〕・3・5
ICT活用1〔1〕・41〔2〕
実用的2〔1〕・2〔2〕・31〔3〕・4
公式や定理の考察・証明1〔2〕・41〔4〕・5
高度な数学的背景53・5

分量

問題形式が変更されたことにより、問題の文章量は大幅に増加しました。試験時間が10分長くなったとはいえ、それ以上の割合で文章量が増加しています。受験生にとっては例年以上に時間との戦いになりそうです。

2020年度
本試験
第1回
試行調査
第2回
試行調査
18ページ32ページ25ページ

難易度

第2回試行調査の平均得点率が約30%だったことを受け、それよりは多少易しめに調整される可能性があります。ただ、基本的には、場面設定や設問形式の変化によってこれまでのセンター試験よりは難化する、と考えておいた方が良さそうです。

注意点

時間配分

問題文の文章量が増えた一方で、計算量自体は減ると思われますが、時間との戦いになることは確かです。考察する時間を確保するためにも、解法について悩んでいる暇はありません。典型的な解法を習得した上で、パターン認識力を高め、問題文を読んだら瞬時に適切な解法を選択できるようにしておきましょう。

本番では緊張や些細なミスから、思わぬところで時間がかかってしまうこともあります。普段通りの力を発揮するには、冷静さを保つことが大切です。時間に追われて焦ることがないよう、最初にざっと全体を見渡して、時間配分を決める練習をしておきましょう。満点を取る必要がない人、数学が苦手な人は早い段階で問題の取捨選択を行うべきです。自分の得意・不得意分野を認識し、早め早めの判断を心掛けるといいと思います。

計算の速度と精度

計算量が減るとはいえ、計算の速度と精度を高めておいた方がいいことに変わりはありません。マークシート方式の試験は、途中式を丁寧に書く必要がない反面、考え方が合っていても途中で計算を間違えたら0点になるという恐さがあります。計算力は極めて重要です。

選択肢を1つ1つ吟味する前に、満たすべき条件を先に考える

選択肢を見て1つ1つ計算したり、考えたりしていると時間が足りなくなる可能性があります。予め、答えが満たすべき条件を考え、それに当てはまる選択肢を吟味するようにした方がいいでしょう。必ずしもすべての選択肢を吟味する必要はありません。

教科書に載っている定理や公式の証明の流れや意味を確認しておく

教科書に載っている定理や公式の証明は必ず確認しておきましょう。共通テストでは誘導がありますので、すべて自力で証明できなくても構いません。その代わり、定理・公式の意味や証明の手順は理解しておく必要があります。意味や手順をきちんと理解していれば、問題で何を考察することが求められているのか早い段階で掴めるはずです。

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