『チューリッヒ先生の計算問題中学入試対策ゼミ』の内容と利用法

子育て

チューリッヒ先生の計算問題中学入試対策ゼミ』は私立中堅校や公立中高一貫校の受験を目指す受験生が計算力を身につけるための問題集です。主に中学受験生が苦手とする分野に焦点を当て、効率的に問題を解くことができるようなテクニックを紹介・解説しています。難関校志望者の基礎固めにも利用できるでしょう。

受験を考えていないお子さんの場合も、この問題集で紹介されているような計算技術や計算力は身につけておいた方がいいと思われます。入試対策用の問題集とはいえ、難しすぎる問題は含まれておらず、中学以降に役立つ技術が紹介されていますので、小学生のうちに習得して計算力を身につけておけば、中学数学で躓くことも少なくなるでしょう。

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内容

全部で53の項目に分かれており、各項目は見開き2ページで完結するという構成です。左側のページでは「ポイント」と「例題」が紹介されており、右側のページには「問題」と「チャレンジ入試問題」が載っています。例題では日本語も交えて詳しい計算手順が解説されていますので、(計算が苦手な人は特に)自分のそれまでのやり方と違ったとしても、まずは解説されているやり方を試してみましょう

解説や問題でよく分からないところがある場合はビデオ講義を見ることもできます。動画で勉強した方が分かりやすい場合もありますから積極的に活用してください。計算が苦手な子供の場合は、まず動画を見てから解説を読むという順番にした方が取り組みやすいかもしれません。

あくまで入試問題対策を行うための問題集ですから、小6までの基本的な計算は事前に習得しておく必要があります。習っていない、基礎が不安という子の場合は『?に答える! 小学算数』や『小学総合的研究 わかる算数』などを見直して、まず基礎固めを行ってください。また、解説に主眼を置いているため、問題数は必ずしも十分とはいえません。演習量の不足は別の問題集などで補う必要があるでしょう。

計算力は中学受験において必要不可欠な能力です。ほとんどの中学で計算問題が出題される上に、配点も大きいため計算ミスが合否を分ける可能性も大いにあります。絶対に落とすことのできない部分だと言っていいでしょう。武蔵など計算問題が出題されない中学もありますが、そうした中学を受験するからと言って計算練習をしなくていいということではありません。

受験をしない子供の場合も、小学校の頃にしっかりと計算力の基礎を築いておいた方がいいと思います。分数や小数の計算をあやふやなままにしておくと、中学以降の数学で苦労することになるからです。実際これまでも、附属校でそのまま中学校に上がり、いきなり文字式の計算で躓いてしまう生徒さんをたくさん見かけてきました。たいていの場合、原因は文字式の計算の考え方ではなく、小学校で習う分数や小数などの計算力不足にあります。中学受験を経験して外部から入ってきた子供たちは計算練習を十分に積んでいますから、開始時点から大きな差をつけられてしまうことになってしまうのです。そうなってしまったら、一度小学生の計算に戻って基礎から徹底的に鍛え直さなくてはいけません。

この本で紹介されている計算方法はあくまで効率よく解くための基本的な考え方だと思ってください。理想は、この本で学習したことを土台にして子供が自分なりの計算方法を編み出すことです。計算問題を解くうちにもっと自分に合った、素早く正確に計算する方法が見つかれば、どんどん新しい方法を試していくといいと思います。そうやって自分で考えて工夫すれば、計算力だけでなく向上心や思考力も伸ばせるでしょう。

取り組む時期

塾に通っている人や先取り学習をしている人は小5の3月までに完璧にしておきたいところです。塾に通っていない人は、『リーダードリル』を小6の分まで終わらせた後に取り組み小6の5月頃までに終わらせるといいでしょう。これを仕上げたらあとは問題演習あるのみです。

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