【2021年度大学入試】AO入試・推薦入試が総合型・学校推薦型選抜になると何が変わるのか

大学入試

2021年度の大学入試から、これまでのAO入試や推薦入試の名称と中身が変更になります。AO入試は総合型選抜へ、推薦入試は学校推薦型選抜に変わるというのです。しかし、名前が変わることは知っていても、肝心の中身がどう変化したかということはよく分からないという人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は,主な変更点やそれぞれの選抜方法について簡単にまとめてみたいと思います。特に今年(2021年度入試)はなかなか先行きが見通せなくて不安という人もいるかと思いますが、今の自分ができることを行い、大学入試に備えるようにしましょう。

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主な変更点

総合型選抜

まず、AO入試から総合型選抜となって変わった点について見ていきましょう。

選抜スケジュール

従来のAO入試では出願が8/1~、合格発表は定めなしとなっていましたが、総合型選抜では出願が9/1~(2021年度入試は9/15~)、合格発表は11/1~となりました。

選考で重視される点について

AO入試では各大学のアドミッション・ポリシーに沿う形で、主に書類や面接で適性や意欲を評価してきました。それに対して、総合型選抜では、教科テストなどを実施し「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」を問うことが必須となっています。

学校推薦型選抜

続いて、学校推薦型に関する変更点を見ていきましょう。学校推薦型は、大学側が指定する特定の高校の生徒だけが応募可能な「指定校制推薦」と、基本的に誰でも出願できる「公募制推薦」に分かれます。

選抜スケジュール

従来の推薦入試では出願が11/1~、合格発表は定めなしとなっていましたが、学校推薦型選抜では出願が11/1~、合格発表は12/1~となりました。

選考で重視される点について

推薦入試では高校の調査書、小論文、面接で評価してきました。それに対して、学校推薦型選抜では、総合型選抜同様教科テストなどを実施し「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」を問うことが必須となっています。

共通する変更点

昨今の学力重視の流れを反映してか、総合型・学校推薦型のいずれも、選抜時に教科テストなどを実施して学力を測ったり、来年度から始まる大学入学共通テストの受験を課したり、ということが行われつつあります。

総合型・学校推薦型選抜の今後の見通し

一般入試と総合型・学校推薦型選抜の今後の見通しですが、国立大学でも私立大学でも、総合型・学校推薦型選抜での入学者を増やすという動きはますます加速しそうです。

たとえば、国立大学は協会は「2021年度までに全国立でAO・推薦などの割合を3割にする」という目標を掲げています。そして、東北大など、実際にこの目標を達成できそうな大学も出てきているのです。そうした動きの背景には、一般入試入学者とAO・推薦入試入学者の大学入学後の成績を追跡調査して比較した場合、後者の方が上である、という事情もあるのかもしれません。

2016年度入試から推薦入試を始めた東京大学は、来年度に各高校から推薦できる人数を増やす予定です。推薦入試入学者の入学後の評価が総じて高いことに加え、女子学生の割合を増やし、学生の多様性を確保するといった観点からも推薦入試の活用が推進されています。

2019年度にはAO・推薦入試での入学者が54%を占めるまでになった私立大学でも、慶應や早稲田を始め、総合型・学校推薦型選抜での入学定員を増やす動きは続く予定です。中でも早稲田は、総合型・学校推薦型選抜での入学者割合を6割に引き上げるという目標を掲げています。

受験生にとっては、今後一般入試だけでなく、総合型・学校推薦型選抜など、様々な道を検討する必要が出てくるといえるでしょう。目標を定め、早い段階から大学入試を見据えた準備を行うことが求められます。

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