『イチから鍛える英語長文300』の内容と利用法

英語参考書

イチから鍛える英語長文300』は大学受験に向けて本格的に英語長文の勉強を始める人向けの英語長文問題集です。早慶上智で出題された英文など,質の高い英文を読み,共通テストレベルの長文問題への慣れを養うことができます。

1回解いたらそれで終わりということではなく,音読などによる反復学習を前提に作られた問題集です。

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内容

大学入試の過去問からなる15の英文問題で構成されています。各英文の語数は最小で332,最大で420です。15の問題が終わった後には解答・解説,読み下し訳,構文解説があるなど,構成自体は『BASIC』と変わりません。

ただ,上智・早稲田・慶應で出題された英文も含まれているので,そこに関しては注意が必要です。収録されている英文の難易度にややばらつきがあるため,『BASIC』を終えてすぐに取り組むと,一気に難易度が上がったように感じるかもしれません。

解説は丁寧に書かれているため,なぜその解答になるのか悩むようなことはないと思います。読み下し訳で英文がチャンク(意味の切れ目)で区切られ,英文のすぐ下に日本語訳がついている点,重要な構文のみに絞って構文解説が行われている点は『BASIC』と同じです。

『BASIC』同様,詳細な構造分析がない点,問題編を取り外せない点の2点がマイナスポイントとして挙げられます。事前に英文解釈をきちんと学習しておきましょう。

別冊でついている音読用のトレーニングブックには英語全文(白文)と全訳,各問題で出てきた要注意語句が掲載されています。CDと一緒に活用して,すべての英文を,意味を理解しながらすらすら読めるようになるまで、徹底的に反復学習・音読学習をしましょう。

取り組む時期

この後に『500』と『700』があることを考えると,高3の5月までには終わらせておきたいところです。難関大志望者であれば,高2の間に終えましょう。復習しながら一冊仕上げるまでの期間の目安は1か月~1か月半程度です。

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