『英語長文ハイパートレーニングレベル2 標準編 新々装版』の内容と利用法

英語参考書

『英語長文ハイパートレーニングレベル2 標準編 新々装版』は大学入試用英語長文問題集です。この『標準編』は主に共通テストおよび中堅大学入試レベルの英文を読みこなすことを目的としています。『大学入試 英語長文ハイパートレーニング レベル2 センターレベル編』のレベル名称を『標準編』に改題したものです。

解説は非常に詳しく,音読練習もしやすいよう配慮されているなど,独学で取り組む人にとっても最適な問題集だといえるでしょう。

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内容

12編の英文が収録されており,問題編は取り外して使うことができます。問題は私立中堅大の入試問題の中から採用されており,一部改題されているものもあります。人にもよりますが,実際のレベルは共通テストレベルより少し上と感じる人がいるかもしれません。

解答と解説ではまず設問の解答と設問ごとの詳しい解説があり,その後にある「徹底精読」というコーナーでは,各パラグラフの英文を1文ずつ取り上げ,構文分析・和訳・文法解説などが書かれています。英文解釈を並行して進めている人にとってはいい実戦トレーニングになるでしょう。

徹底精読の後には「速読トレーニング」というコーナーがあり,スラッシュリーディングができるよう,全英文がスラッシュで区切られ,英文の下には日本語訳が添えられています。意味を把握しながら速読ができるようにという配慮がなされたものなのですが,人によっては読み辛いと感じる人がいるかもしれません。そんな人は,問題集の最後にある「問題英文(白文)と全訳」の方を活用して音読練習をしてもいいと思います。

付属のCDにはリピートトレーニング用の音声とスピード聴解トレーニング用の音声が収録されています。リピートトレーニング用の音声では英文がスラッシュごとに,スピード聴解トレーニング用の音声ではナチュラルスピードで読まれますので,このCDを活用して徹底的に音読練習をしましょう。音読を取り入れることで,語学の勉強を効率的に進めることができますし,リスニング力も鍛えることもできて一石二鳥です。

取り組む時期

解説が丁寧なので,英文解釈が仕上がる前に取り組むこともできるでしょう。難関大志望者であれば,遅くとも高3の6月までには終えておきたいところです。徹底した音読練習を行いながら一冊仕上げるまでの期間の目安は1か月~1か月半程度です。

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