【英文法】文の要素

英文法

5文型がよく分からないという人の中には,そもそも「S」とか「O」って何?という人が少なくありません。文の要素(S・V・O・C)についての知識は,5文型の理解や英文の構造分析をする上で極めて重要な役割を果たしますので,5文型の勉強をする前にしっかりと理解しておきましょう。

特に重要なのは,主語・目的語・補語になる語句の品詞です。これを覚えておくと,5文型の勉強がずいぶん楽になります。文法用語ばかりでちょっと退屈かもしれませんが,英語の勉強を続けるうえで,ここを避けては通れません。ここが踏ん張りどころだと思って頑張りましょう。

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文の要素

文の骨格となるのは,主語(S)述語動詞(V)目的語(O)・補語(C)の4つで,これらを文の要素といいます。S・V・O・Cは,それぞれ「Subject」「Verb」「Complement」「Object」の略です。

Tom is a student.

She has two brothers.

These dictionaries are very useful to me.

主語(S)

主語(S)とは文の主題となる部分で,「~は」や「~が」を表す語です。名詞・代名詞のほか,それに相当する語句がなります。主語はいつも文の先頭に来るとは限らず,後に置いたり,省略したりすることもありますので,注意しましょう。

He is our teacher.

Mary likes tennis.

③ What is your hobby?

④ Stand up.

①,②では主語が文の先頭にありますが,③では主語が後ろに置かれ,④では省略されています。

述語動詞(V)

述語動詞(V)とは,主語の状態「~である」動作「~する」を表す語です(今後は,単に動詞と呼ぶことにします)。助動詞を含む文や進行形などでは,<助動詞+動詞><be動詞+-ing>を1つの動詞として考えます。

I can play the violin.

They are jogging in the park.

目的語(O)

目的語(O)とは,動詞の動作を受ける対象となる人やものを表す語です。動詞のあとに置かれ,「~に」「~を」を表します。目的語になるのは,名詞・代名詞とそれに相当する語句です。この部分は主語と同じですね。

Tom likes soccer.

I know him.

I like reading books.

I think that she is right.

補語(C)

補語(C)とは,<主語+動詞>あるいは<主語+動詞+目的語>だけでは文の意味が完結しない場合に,主語あるいは目的語についての説明「補う」語です。補語は,主語や目的語が何であるか,あるいはどのような状況であるかを説明しています。

「Aはです」「Aはになる」などというときのBにあたる語で,補語になるのは名詞・代名詞・形容詞とそれに相当する語句です。主語(目的語)と違って形容詞が含まれています。

He is right.

She looks busy.

They call me Taro.

The news made us happy.

The question is how we will solve the problem.

OとCの見分け方

目的語か補語かは,主語あるいは目的語と「=」の関係が成り立つかどうかで見分けることができます。

補語…<S=C>あるいは<O=C>となる

目的語…<S≠O>となる

① She became a pianist.

② She likes the pianist.

意味を考えれば分かる通り,①では「She=a pianist」が成り立ちますが,②では「She = the pianist」が成り立ちません。

修飾語句(M)

文の各要素には,その要素を説明したり限定したりする語句がつくことがあり,こうした働きをする語句を修飾語句といいます。Mというのは「Modifier」の略です。

修飾語句は,文の成立には関わらないので,文の要素には含まれません。しかし,文の内容を理解する上では大切なものです。修飾語句には,形容詞・副詞およびそれに相当する語句などがなります。

また,名詞の前に語句を置いて名詞を修飾する場合は前置修飾,名詞の後に語句を置いて名詞を修飾する場合は後置修飾といいます。

① a blue car

② the picture on the wall

①では「blue」が前から「car」を,②では「on the wall」が後ろから「picture」を修飾しています。

       

まとめ

今回の内容を簡単にまとめると以下のようになります。

文の要素:文の骨格となる主語(S)述語動詞(V)目的語(O)・補語(C)のこと。5文型を理解する上で重要。

主語(S):文の主題を表す語。名詞・代名詞,およびそれに相当する語句がなる。

述語動詞(V):主語の状態や動作を表す語。助動詞を含む文や進行形などでは,<助動詞+動詞><be動詞+-ing>を1つの動詞として考える。

目的語(O):動詞の動作の対象となる語。名詞・代名詞,およびそれに相当する語句がなる。

補語(C):主語・目的語について説明する語。名詞・代名詞・形容詞,およびそれに相当する語句がなる。

修飾語句(M):文の要素を説明(修飾)する語句。文の要素には含まれない。

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