【英文法】句(Phrases)と節(Clauses)

英語

英文法や英文解釈,長文などの勉強をしていると,解説で名詞句・副詞節や主節従属節などの用語が頻繁に出てきます。「これなんだったっけ?」と思いながら,見なかったことにして先に進んでしまう人も多いかもしれません。しかし,解説を十分に理解するためには,まずそこで使われている用語の意味を知ることが重要です。

これらの用語の意味が分からないのに,何となく分かったつもりで勉強を進めていると,結局大事な部分を理解することができず,いくらやっても英語の成績が伸びません。勉強においては,1つ1つの積み重ねが重要です。「何だったっけ?」「やったことあるけど忘れたな」と思ったら,そのまま放置せず,きちんと復習するようにしましょう。

初学者にとっては難しい部分もありますので,遠慮なく読み飛ばしてもらって構いません。分かるところを徐々に増やしていけば大丈夫です。

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句(Phrases)

句とは,「主語(S)+動詞(V)」を持たない単語のかたまりです。2つ以上の単語が集まり,1つの品詞と同じような働きをするもので,名詞句,形容詞句,副詞句の3種類があります。

名詞句

名詞句とは,名詞と同じように働く句です。文中では主語,補語,目的語として働きます。名詞句となるのは主に不定詞動名詞です。

Reading books is very interesting.

② My dream is to be a doctor.

①では「Reading books(本を読むこと)」が,②では「to be a doctor(医者になること)」が名詞と同じ働きをしています。

形容詞句

形容詞句とは,形容詞と同じように働く句です。形容詞と同じ働きをしますので,文中では名詞や代名詞を修飾するほか,補語にもなります。形容詞句となるのは,主に不定詞,分詞,<前置詞+名詞>です。

① Would you show me the way to the library?

② I know the boy playing the violin.

①では「to the library(図書館への)」が「the way」を,②では「playing the violin(ヴァイオリンを弾いている)」が「the boy」を修飾して形容詞と同じ働きをしています。

副詞句

副詞句とは,副詞と同じように働く句です。文中では副詞と同じように,動詞や形容詞,副詞,文全体などを修飾します。副詞句となるのは,形容詞句の場合と同様,主に不定詞,分詞,<前置詞+名詞>です。

① He runs in the park.

② We usually have lunch at twelve.

①では「in the park(公園で)」が「runs」を,②では「at twelve(12時に)」が「have」を修飾し,副詞と同じ働きをしています。

節(Clauses)

節とは,「主語(S)+動詞(V)」を持つ単語のかたまりで,文の一部を構成しているものです。とりあえずの理解としては,文のようなものだと思ってもらっても構いません。

節は等位節主節,従属節の3種類に分けることができ,従属節はさらに名詞節,形容詞節,副詞節の3種類に分類できます。重要なのは,名詞節,形容詞節,副詞節の区別です。

なんだか話がややこしくなってきましたが,焦ることはありません。1つずつ順番に見ていきましょう。一気に全部理解しようと思わなくても大丈夫です。

等位節・主節・従属節

等位節とは,andやbutなどの等位接続詞で結ばれ,対等の関係にある節のことです。

We lost the game but we did our best.

①の「We lost the game」 と 「we did our best」 が等位節です。

次は主節・従属節について見ていきましょう。2つの節があって,一方の節(A)が名詞・形容詞・副詞と同じ働きをしてもう一方の節(B)に従属しているとき,Aを従属節,Bを主節といいます。

メインとなる節主節,主節の補足説明をしているのが従属節だと思ってもらえれば大丈夫です。

I think that he is right.

②では「I think」が主節,「that he is right」が従属節です。

This is the book I bought yesterday.

③ では「This is the book」が主節,「I bought yesterday」が従属節です。

If it is fine tomorrow, we will go on a picnic.

④ では「we will go on a picnic」が主節,「If it is fine tomorrow」が従属節です。

続いて,従属節をさらに細かく分類した名詞節,形容詞節,副詞節について説明しましょう

名詞節

名詞節とは,名詞と同じような働きをする節です。文中では主語,補語,目的語および同格節(同格のthatなど)になります。

名詞節は,主に接続詞(that, if , whether),疑問詞(who, whatなど),関係代名詞(what, whoever, whicheverなど)などによって導かれ(作られ)ます。

What she said was not true.

①では「What she said」が主語になっています。

② The problem is that I don’t have enough money.

②では「that I don’t have enough money」が補語になっています。

③ I think that he is wrong.

③では「that he is wrong」が「think」の目的語になっています。

④ I was surprised at the news that she had got married.

④では「that she had got married」が,同格節として働き,「the news」の内容を詳しく説明しています。ここで使われているthatはよく「同格のthat」といわれる接続詞のthatです。

形容詞節

形容詞節とは,文中で名詞や代名詞を修飾する節です。主に関係代名詞(who, which, thatなど),関係副詞(when, whereなど)によって導かれます。形容詞節は修飾される名詞の後ろに置かれます(後置修飾といいます)。

① I know the boy who is playing soccer over there.

①では「who is playing soccer over there」が「the boy」を修飾しています。

② This is the book (which) I bought yesterday.

②では「(which) I bought yesterday」が「the book」を修飾しています。また,下の例文のように,関係詞が省略されている場合も形容詞節です。

The man I met at the station yesterday is your father.

ここでは「I met at the station yesterday」が「The man」を修飾しています。

③ Do you remember the day when we first met?

③では「when we first met」が「the day」を修飾しています。

④ This is the reason (why) I’m late for school today.

④では「(why) I’m late for school today」が「the reason」を修飾しています。

なお,関係副詞は省略されることが多いので注意が必要です。

副詞節

副詞節とは,文中で副詞の働きをする節です。主に従属接続詞(when, because, if, unless, beforeなど)や複合関係詞(whoever, whichever, howeverなど)によって導かれ,時・場所・理由・目的・条件・譲歩などの意味を表します。

① I was studying when my mother came into my room.

①では「when my mother came into my room」が,主節である「I was studying」を修飾しています。

Whoever comes, you must not open the door.

①では「Whoever comes」が,主節である「you must not open the door」を修飾しています。

まとめ

今回の内容をまとめると以下のようになります。

句:<S+V>を持たない単語のかたまり。名詞句と形容詞句,副詞句の3種類がある。

名詞句:名詞と同じ働きをする句

形容詞句:形容詞と同じ働きをする句

副詞句:副詞と同じ働きをする句

節:<S+V>を持つ単語のかたまり。等位節,主節,従属節の3種類がある。従属節はさらに名詞節,形容詞節,副詞節の3つに分類できる。

等位節:等位接続詞で結ばれ,対等の関係にある節

主節:メインの文

従属節:主節を修飾する節

名詞節:文中で名詞の働きをする節

形容詞節:文中で形容詞の働きをする節

副詞節:文中で副詞の働きをする節

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